Press • 2021年10月7日

Wise SystemsがシリーズCの投資ラウンドで5,000万ドルを調達

ラストワンマイルソリューションの販売拡大を促進

※本リリースは、2021年10月6日、米国マサチューセッツ州ケンブリッジで発表されたリリースの抄訳です

配送ルートと配送業務を最適化するAIプラットフォームで業界をリードするWise Systems Inc.(米国マサチューセッツ州、共同創設者兼CEO Chazz Sims)は本日、米国の投資会社Tiger Global Managementが主導し、Section 32、Valo Ventures、Gradient Ventures、Prologis Venturesなど新規および既存のベンチャーファンドが参加するシリーズCの投資ラウンドによって、5,000万ドルの資金調達を完了したことを発表しました。

Wise systemsはリアルタイムに自動化されたシステムを提供することで、ラストワンマイルに関連した企業で働く世界中のドライバーの配送業務およびサービス業務のオペレーション強化に貢献しています。そして今後はこのたび調達した資金を活用することにより、製品開発と主要地域における市場拡大をさらに推進し、次世代ソリューションによって配送ルートの自動生成や配送業務の最適化を図りたいと考えている企業など、世界的な需要の高まりに確実に応えていきます。

Wise Systems CEO 兼 共同創設者であるChazz Sims(チャズ・シムズ)は次のように述べています。

「ラストワンマイルの業界は、テクノロジーの進化、食に対するお客様の欲求の変化、さらにはWise Systemsのような革新的なプレイヤーの登場といったさまざまな要素が複雑に絡みあって、ここ5年間で劇的な変化を遂げてきました。私たちは今回の資金調達により、ビジネスへの投資を加速し、イノベーションとカスタマーエクスペリエンスの限界をさらに押し上げる努力を続けていきます。そして、Wise Systemsのソリューションに機械学習とAIを組み込むことで、自動化や効率化とともに、二酸化炭素の排出削減にも役立つ数多くのサービスを皆様にお届けしていきたいと考えています」

ラストワンマイルの配送オペレーション向けAIテクノロジーで市場をリードするWise Systemsは、過去2年間でビジネスを急拡大させ、2期連続で前年比300%という大きな成長を遂げています。そして、Wise Systemsが提供する発送と配送ルート最適化のための自律型テクノロジーに対するニーズは、世界のさまざまな市場でさらに高まりつつあります。

そうした中で行った本日の資金調達に関する発表は、今年に入ってからWise Systemsが発表したSAP App Storeでのプラットフォーム利用や、日本市場へ進出に関する発表に続く、非常に重要な事案となります。特に日本進出のアナウンスを行った直後の7月には、ダイムラー・トラック・アジア(DTA)傘下の三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)との提携についての発表を行い、日本のMFTBCの顧客向けにWise SystemsのAIプラットフォームの提供が開始されました。この新たなパートナーシップによりWise Systemsは、その販売エリアを世界で最も多忙なラストワンマイル市場の1つである日本の商用車の業界にまで拡大することが可能となりました。

シリーズBの投資ラウンドを主導し、シリーズCにも投資を行っているValo VenturesのパートナーであるMona ElNaggar氏は次のように述べています。

「eコマースの成長や顧客の需要の増加、ドライバーの満足度など、ラストワンマイルにおけるテクノロジーの採用を促進している要因は、トラックの電化という今後の大きな流れによってさらに勢いを増すでしょう。Wise Systemsは、こうしたニーズを満たすための最適なポジションに位置する企業であり、私たちは彼らのビジョンとチームをサポートし続けていけることに胸を高鳴らせています」

配送ルートと配送業務を自律的に最適化するWise Systemsのソリューションは、配送ルートを自動的にスケジュールし、進行中の配送状況を監視するとともに、機械学習を活用して配送の遅延をインテリジェントに調整することで、トラックの効率やパフォーマンス、さらにはフィールドサービスの品質を継続的に改善することを可能にします。

2014年に米国で設立されたWise Systemsは、データを利用して商品やサービスの移動方法を変革することを目的に設立されました。Wise Systemsを導入した企業では、走行距離が最大15%減少、配達遅延が80%減少、トラックの使用率が20%増加するなど、車輌に関連した要素全体で大幅な効率化を達成しています。

Wise Systemsのリアルタイムに自動化されたシステムは、配送とフィールドサービスの運用プロセスを強化することによって、Anheuser-Busch社やLyft社をはじめ、食品、飲料、小包、宅配便、フィールドサービスなどさまざまな業界における数十億ドル規模のグローバル企業の経営改善に貢献しています。

 

Tiger Global Managementについて

Tiger Global Managementは、インターネット、ソフトウェア、および金融テクノロジー分野の民間企業と公開企業にフォーカスした投資会社です。Tiger Globalは2001年より、シリーズAからIPO前までの投資を含め、30か国以上の数百の企業に投資を行なってきました。同社では、中核的な重点分野で市場をリードする企業を運営するダイナミックな起業家と提携することを目指しています。Tiger Globalの投資先には、JD.com、UiPath、Stripe、Databricks、Bytedance、Snowflake、Facebook、Alibaba、Procore、Chime、Blend、Peloton、Roblox、Warby Parker、LinkedIn、Flipkart、Toastが含まれています。

 

Wise Systems Inc.(ワイズシステムズ)について

世界の数多くの有名ブランドで導入され信頼を得ているWise Systemsは、パーフェクトな配送業務を可能にするAIベースの配送経路自動化ソフトウェアを提供しています。ダイナミックに変化する市場でラストワンマイルの競争に打ち勝つため、Wise Systemsのプラットフォームは、配送車輌の効率活用、パフォーマンスの向上、カスタマーサービスの継続的な改善を実現するとともに、車輌の走行距離や二酸化炭素排出量の削減、ならびに納期遅延の最小化などに貢献します。

Wise Systemsの本社は米国マサチューセッツ州ケンブリッジにあり、日本法人であるWise Systems Japan合同会社は港区赤坂に本社を置いています。詳細は、jp.wisesystems.comをご覧ください。

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